子どもをほめるときに
「すごいね!」
「よくできたね!」
という言葉を使っていませんか?
私はよく使っています。
でも、このほめ方では子どもの自主性を奪っているかも!?
メジャーリーガーの大谷翔平選手や将棋で八冠を達成した藤井聡太棋士の教育方法として注目されたモンテッソーリ教育。
興味はあったけど、詳しく知らなかったので「自分でできる子に育つほめ方叱り方」を読んでみました!
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2種類の子どもへの接し方
この本では、子どもへの接し方を以下の2つに分けて考えます。
条件付きの接し方
子どもの行動の善し悪しによって、アメとムチで子どもの行動をコントロールする接し方のことです。
ここでいう「アメ」とは「ほめる」ことで「ムチ」とは「叱る」ことです。
無条件の接し方
子どもの行動の善し悪しに関わらず愛情を注ぎ、子どもの気持ちに寄り添う接し方のことです。
子どもへの接し方で、良いのは「無条件の接し方」としています。
条件付きの接し方の具体例として、こんな話が載っています。
あなたは毎晩長女に絵本を読む約束をしていたとします。しかし長女が「着替えたくない!」と寝る前にぐずったとします。〜中略〜思いどおりに動かなかった長女には絵本を一緒に読む権利はないと判断し、罰として絵本の時間をやめることにします。
お母さんやお父さんと一緒に過ごす時間を取り上げられることは、子どもの目には、愛情を引っ込められたように映ります。
自分でできる子に育つほめ方叱り方
無条件の接し方の場合は、娘がぐずった場合も絵本を読んであげます。そのときに、親の気持ちを伝えてあげます。
「服を着るのが嫌だったのね。ママは〇〇ちゃんとゆっくり絵本が読みたいな。」
親の思い通りに動かない場合でも愛情を注いであげます。
ここまで読んで「これってダメなの⁉︎」って思ってしまいました。
子どもが良いことをしたらほめるし、悪いことをしたら叱る、これって普通のことじゃないの?
残念ながら子どもの教育には良くないみたいです。
条件付きの接し方の問題は、
親の期待に応えたときはほめて、期待に応えられないときに叱ることにより、ほめられることだけするようになり、子どもの自主性が無くなっていく可能性がある点です。
他にも、条件付きの接し方には4つのデメリットがあると指摘しています。
条件付きの接し方の4つのデメリット
①短期的にしか教育効果がない。
②条件付きの自己肯定感しか持てなくなる。
③親子関係が悪くなる。
④世代を超えて引き継がれる。
では、無条件の接し方をするにはどうしたらいいのでしょうか?
無条件の接し方をするための原則が5つあります。
無条件の接し方をするための5つの原則
①ほめ方と叱り方に気をつける。
大切なのは、子どもの行動をコントロールするためにほめたり叱ったりしないこと!
「能力や見た目について」ではなく、「子どもの努力や行動について」具体的に声かけをするのが重要です。
②子どもに対するイメージを見直す。
「子どもは大人の言うことを聞くべき存在」ではなく、「子どもも大人と同じように権利をもった尊い存在」というイメージを持つことが大事です。
子どもに対するイメージは、子どもに対する行動の根源になるので、イメージを見直すことはとても大事です。
③子供にとって良きリーダーでいる。
無条件の接し方は、「子どもに好きなようにさせる」というものではありません。
子どもにとっての良きリーダーとは、子どもと向き合い、子どもの気持ちに寄り添い、子どものための必要な制限を設け、子どもに道しるべを示す人のことです。
④子どもへの要求を考え直してみる。
子どもは年齢によって出来ることが大きく異なります。
子どもの成長段階に合わない要求はしないことが重要です。
⑤子育ての長期的なゴールをもつ。
どんな子に育って欲しいですか?
自立した子?忍耐のある子?
そんな子に育つような接し方を心がけましょう。
自立した子に育って欲しいのに、子どもの身の回りの世話を全部してあげていないですか?
忍耐のある子に育って欲しいのに、身の回りの障害を事前に取り除いてあげていないですか?
以上が無条件の接し方をするための原則です。
①のほめ方と叱り方について、もっと詳しく書かれていますので、ご紹介します。
自分でできる子に育つほめ方
ほめ方には、
①おざなりほめ
②人中心ほめ
③プロセスほめ
の3つがあり、③の「プロセスほめ」を推奨しています。
プロセスほめとは「子どもの努力や過程をほめる」ほめ方です。
具体的にはどのようにほめるのがいいのでしょうか?
ほめるときのポイントは3つあります。
ほめるときの3つのポイント
①成果よりもプロセスをほめる。
努力や挑戦する姿勢、工夫した点をほめるのが大切です。
プロセスをほめることで、うまくいかない場合でもすぐに諦めるのではなく、違う方法を試すことで成功できるかもしれないと思うようになります。
②もっと具体的にほめる。
ほめる理由をもっと具体的にすることで、子どもにどこか優れているのか伝わり、モチベーションが上がります。
具体的にほめるのが難しい場合は、見たままをそのまま伝えるのも手法の一つです。
例えば、子どもがおもちゃのレゴを作ったときに、
「たくさんの色を使ったらカラフルになったね」
とほめます。
③もっと質問する。
子どもとの接し方で大切なのは「子どもがどう思うか、どう感じるか」です。
質問は「はい、いいえ」で答えられるものではなく、親子で会話のキャッチボールができるものが良いです。
以上がほめるときのポイントです。
では、なぜ①おざなりほめと②人中心ほめがダメなのでしょう?
まず①おざなりほめとは「具体性を持たないほめ方」のことで、
「すごい!」
「えらい!」
などがこの「おざなりほめ」に該当します。
②人中心ほめとは「性格や能力、外見など表面上のものをほめる」ほめ方のことで、
「やさしいね」
「かわいいね」
などがこれに当てはまります。
「やばいっ!①も②もめちゃくちゃ使ってる💦なんでこれがダメなの?」
ダメな理由は4つあります。
おざなりほめと人中心ほめがダメな4つの理由
①「ほめられ依存症」になる。
ほめられないと自信が持てなくなり、自分の価値をほめられるかどうかでしか判断できなくなります。
②興味を失う
ほめられるためだけに行動するようになって、ほめられなくなったら興味を失ってしまいます。
③チャレンジ精神が低下する。
ほめられ続けると、自分の評価が下がるのを恐れて新しいことにチャレンジしなくなる。
④モチベーションが低下する。
努力を評価しないほめ方は、努力をしなくてもほめてもらえるため、努力の必要性を感じなくなります。
私は、おざなりほめと人中心ほめが多いことに気付きました。
特に意識することなく、娘の言動を見て、聞いて、
「すごい!」
「えらい!」
「天才!」
とほめていたのですが、ダメだったのかぁと反省しました。
これからは、娘の努力や挑戦する姿勢をほめる「プロセスほめ」を意識していこうと思います。
まずは、見たままをそのまま伝える方法を使っていこうと思います。
自分でできる子に育つ叱り方
続いて叱り方について見ていきます。
子育てにおいて、上手に叱ることは、上手にほめることより難しいとされています。
上手な叱り方のポイントは4つあります。
上手な叱り方の4つのポイント
①「ダメ!」「違う!」を出来るだけ使わない。※緊急時は除きます。
「ダメ!」「違う!」は、子どもの脳が脅威を感じ、戦闘モードに入ってしまいます。
まず、「そうだったんだね」「わかるよ」と子どもの気持ちを受け入れる言葉をかけてあげることで、戦闘モードに入るのを防ぐことができます。
また、そうすることで他人に寄り添う柔軟性が生まれます。
②結果ではなく努力やプロセスに目を向ける。
これはほめ方のポイントと同じです。
結果に至るまでの努力や手法に対し、具体的なフィードバックを与えることが大事です。
③好ましくない行動の理由を説明する。
これも、ほめるときには「具体的にほめる」というポイントと似ています。
なぜダメなのか、子どもの行動が、子ども自身または周りの人にどんな影響を与えるかを説明することで、自分の行動と結果を理解できるようになり、また、相手を思いやる気持ちも生まれます。
④親の気持ちを正直に伝える。
子どもを批判したり、否定したりせず、私(親)自身の気持ちを伝えることで、子どもが相手の感情を思いやるきっかけとなり、円滑な人間関係を築く力が身につくといわれています。
以上が上手な叱り方のポイントです。
子どもを叱るのって難しいですよね😢
子どものためを思って叱っているつもりなんですけど、イライラして、自分のストレスをそのまま子どもにぶつけてしまうこともあります。
私は、娘に
「ダメ!」
「やめて!」
と叱ることが多いのですが、それは私の都合で叱っていたように思います。
まずは、「ダメ!」「やめて!」と言う回数を減らすところから始めてみたいと思います。
まとめ
モンテッソーリ教育に関する本を初めて読んだのですが、とても勉強になりました。
娘のことを思って、
「えらい!」
「すごい!」
とほめたり、
「ダメ!」
「やめて!」
と叱ったりしていたのですが、上手なほめ方、叱り方ではなかったというのが分かりました。
これからは、まず、娘を1人の人間として尊重し、
娘の努力など、行動の過程をほめる「プロセスほめ」を意識し、
叱る時も娘の気持ちをまずは受け入れ、行動と結果を説明し、なぜダメなのか理解してもらえるように心がけようと思います。
本書には、具体的なケースでのほめ方叱り方がたくさん掲載されていますし、このブログでは書ききれなかった部分もたくさんあります。
普段本を読まない私でもスラスラ読めたので、とても読みやすいと思います。
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ここまで読んでいただきありがとうございました!

